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【剣盾シングルS32 最終365位(1869) 最高レート190x】王族バドザシサンダー

はじめに

こんにちは、むしゃおと申します。
今回は、私がS30から4ケ月間改良を重ねて使い続けた黒バドザシアン構築を紹介します。
決して強い構築ではありませんが、関ポケ連盟杯で2連覇等のある程度の結果は残したので記念に残しておきます。興味のある人は見て行ってください。

構築の並び

構築作成経緯

s30で巨獣石化ザシアンとボルチェン珠サンダーが最強だと思ったのでここから構築を組んだ。
2匹目の禁伝の候補は自分の中でカイオーガと黒バドレックスの2択だったが、多くの黒バド受けのポケモンは黒バド+裏のザシアンにまで一貫する技を持っていないことや、ザシアン+悪巧み黒バドの並びで突破不可能なポケモンがほぼいないことを評価して、黒バドレックスを採用した。
他3匹は、ゴツメHBヌオーを固定としS30~S33で調整や変更を重ね、最終的に以下のポケモンに決まった。

  • ヌオー⇒ザシアン(をコピーしたメタモン)対策、黒バド受け対策など
  • ガオガエン⇒ホウオウ対策、黒バド(をコピーしたメタモン)対策など
  • ラプラス⇒水の一貫切り、受け対策、殴り合い対策など

採用順

S30:ザシアンサンダー→黒バド→ヌオー→悪ウーラ→ラプラス
S31:悪ウーラ→ガエン、ラプラスナットレイ
S32, S33:ザシアン黒バドサンダーヌオーガエンラプラス

構築のコンセプト

  • 軸による破壊を基本に、補完枠による受けや詰めを絡めながら柔軟に立ち回る。
  • トップメタ構築のザシアン+カイオーガ、ザシアン+黒バドレックスに対して、選出パターンを複数用意する。
  • 相手のどんな禁伝の並びにも互角以上に戦えるようにする。

使用ポケモン

①ザシアン(けんのおう)
性格:いじっぱり 特性:ふとうのけん 持ち物:くちたけん
実数値(努力値):197(236) -224(108+) -136(4) -*(-) -152(132) -172(28)
技構成:じゃれつく きょじゅうざん (かみくだく→)つるぎのまい でんこうせっか

HD:
臆病C252カイオーガの雨潮吹きを最高乱数切り耐え、
控えめC252イベルタルの珠ダイバーン(熱風)を14/16で耐え、
臆病C252黒バドレックスのバドレックスのC+1ダイホロウ(アストラルビット)を最高乱数切り耐え、
控えめC252黒バドレックスのC+1アストラルビットを確定耐え
A:余り
S:最速104族/準速119族抜き
(HB:こちらのザシアンをコピーしたメタモンがA+1電光石火+ゴツメダメ2回+ヌオーの地震で確殺)

剣の王。最強ポケモンその1。
D振りに関しては、スカーフカイオーガの潮吹きを耐えるというよりは、相手のダイマイベルタルのダイバーンをほぼ確実に耐える点でかなり活きた。
巨獣じゃれ石化は確定で、@1はスカーフ黒バド・ヌケニン・日食ネクロズマ・ルギア等への打点となる噛み砕くとしていたが、S32の途中で剣の舞に変更した。噛み砕くはバドザシミラーやBダウンの上振れが強いが、剣の舞はHBサンダーや耐久ムゲンダイナに強くなったり、HBホウオウにワンチャン掴めたりする。


②バドレックス(こくばじょうのすがた)
性格:おくびょう 特性:じんばいったい 持ち物:きあいのタスキ
実数値(努力値):175 -81(-)(A個体値2) -100 -217(252) -121(4) -222(252+)
技構成:サイコショック アストラルビット マッドショット わるだくみ

臆病CSぶっぱ余りD
C:
相手の大体のザシアン(王)をアストラルビットで確定2発、
こちらのザシアンをコピーしたメタモンをマッドショット+アストラルビットで確殺、
C+2ダイアース(マッドショット)でHD特化ガオガエンを確定1発

蕾冠王。最強ポケモンその2。
マッドショット採用による恩恵は様々あるが、襷+マッドショットによってザシアンをコピーしたメタモンをマッドショット+アストラルビットで返せるため、受け+メタモンの並びにもザシアンと黒バドレックスの両選出をする言い訳が作れるのが一番大きかった。
襷黒バドよりも耐久振りスカーフ黒バドのほうが立ち回りの幅は広いが、襷黒バドは悪巧み+サイコショック等の技の打ち分けによって単体での崩し性能が高く、メタモン対策のためにこちらのザシアンの調整や技構成(つまりDに厚くするかやインファイトを採用するか否か)が縛られないのが強み。

またこれはS32で気付いたことだが、「選出をしなくても選出画面に居るだけで相手に黒バド対策ポケモンの選出を強制させることができる」のが強く、相手の構築の並びや選出順から相手の選出を予想し、適宜黒バド以外のポケモン(特にヌオー)を通すことで有利に立ち回ることができた。


③サンダー
性格:おくびょう 特性:プレッシャー 持ち物:いのちのたま
実数値(努力値):165 -*(-) -105 -177(252) -111(4) -167(252+)
技構成:ボルトチェンジ ぼうふう ねっぷう はねやすめ

臆病CSぶっぱ余りD

剣盾シングルの王。最強ポケモンその3。
ダイマックスが強力なのはさることながら、ボルチェンや羽休めのおかげでダイマックスを切る前後でも強く、メタモンにも強いのがこのポケモンの良いところ。
特性のプレッシャーは、特性の発動順による(特にカイオーガの)スカーフ判定の他、ダイマックスをした後に羽休めで低火力ポケモンメタモンを詰めるとき、ポリゴン2に特性をトレースされたときに便利だったので特性は変更しなかった。静電気が必要だと感じた場面はほぼ無かった。
サンダーにダイマを強制させるポケモン(ザシアン・スカーフカイオーガ)+ダイマサンダー受けの並び(バンギラスポリゴン2、ラッキー)が増えてきつかった。


④ヌオー
性格:わんぱく 特性:てんねん 持ち物:ゴツゴツメット
実数値(努力値):202(252) -105 -150(252+) -*(-) -86(4) -55
技構成:じしん どくどく あくび じこさいせい

HBぶっぱ余りD
HB:意地っ張りA252ザシアン(王)のじゃれつくを確定2耐え
S+1:こちらのラプラス抜かれ
(A:相手のザシアンをコピーしたメタモンがA+1電光石火+ゴツメダメ2回+ヌオーの地震で確殺)

(・..・) < ヌオー
沼王。この構築の真の最強ポケモン
S30~S32の4ケ月間ザシアン黒バドサンダーヌオーの枠は固定で潜っていたが、S31では流石に環境のメタがきつすぎて(特に最速ザシアン+HDポリ2+カイオーガの並び)この並びに限界を感じていた。
が、S32の途中で「相手のザシアン+バンギラスガオガエンポリゴン2などの黒バド受け+@1の選出は欠伸ヌオーで詰む」ということに気付いてからこの構築は化けた。
ヌオーの強いところは、単なるザシアン対策やメタモン対策にとどまらず、多くの黒バド受けにも強い点、そして@1がヌオーに強くても欠伸でそれの展開を阻止できる点であり、黒バドの選出画面での圧力と合わせてこのポケモンは最強になれると感じた。


ガオガエン
性格:いじっぱり 特性:いかく 持ち物:とつげきチョッキ
実数値(努力値):201(244) -158(68+) -111(4) -*(-) -131(164) -84(28)
技構成:フレアドライブ DDラリアット インファイト とんぼがえり

H:奇数最大値、4n+1
A:腕白H252B188ホウオウの身代わりを15/16で割る
S:S12振り61族抜き

剣盾ダブルの王。
ザシアンに弱すぎない黒バド受けとしてシングルでも使用率が高いが、私が最も評価したのは相手のホウオウに対して後投げし、サンダーのボルトチェンジと合わせた威嚇サイクルでいい感じに立ち回ることができる点である。ついでに相手の黒バドレックス・メタモン・相手のマイナー特殊型禁伝を誤魔化すことも期待していたが、マイナー特殊型禁伝に関してはガオガエンに対して何かしらの打点を持っていることが多く、今回のこちらの黒バドレックスは地面技を採用していて完全なメタモン対策にもなっていなかったため、それらの点に関しては思った以上の働きは無かった。


ラプラス(キョダイマックス個体)
性格:おだやか 特性:ちょすい 持ち物:ひかりのねんど
実数値(努力値):223(140) -*(-) -114(108) -106(4) -158(228+) -84(28)
技構成:うずしお フリーズドライ ほろびのうた まもる

H:16n-1
HB:
意地っ張りA244ザシアン(王)のA+1巨獣斬を確定耐え、
意地っ張りA252ガマゲロゲの珠ダイソウゲン(パワーウィップ)を13/16で耐え
HD:
控えめC252ムゲンダイナの眼鏡ダイマックス砲+壁下眼鏡ダイマックス砲を確定耐え、
控えめC252カイオーガの珠ダイサンダー(雷)を13/16で耐え
S:S20振り60族/S12振り61族抜き⇒こちらのヌオーをコピーしたスカーフメタモン抜き

一撃必殺の王。(ただし今回は1個も採用していない。)
この枠はカイオーガ・ウオノラゴン・ガマゲロゲ等の水の一貫を切ることのできるポケモンを中心に様々なポケモンを検討した結果、最終的にこのポケモンに落ち着いた。
このポケモンの偉いところは、水の一貫を切れる+受けに強い+キョダイセンリツによって殴り合いにも強いことである。
今回のラプラスは耐久に大きく寄せた調整となっているが、これによってほぼ全てのムゲンダイナに対面で必ず勝てる(アタッカーならセンリツ2発で倒す、耐久型ならセンリツ連打から渦潮+滅びの歌で倒す)ようになったり、サンダーやザシアンでダイマックスを誘ってから水技に受け出すことで後投げからカイオーガダイマックスターンを3ターン枯らすことができたりする。
元々は身代わり零度だったが、零度が下振れたとき非常に弱かったので渦潮+滅びの歌+守るに変更したところ、零度の5万倍強かったのでそのまま使い続けた。

基本選出と立ち回り

  • 基本選出その1⇒++

超対面選出。

  • 基本選出その2⇒++

メタモン最強選出。この3匹で3すくみができているため、相手のメタモンに異常に強い。ダイナイベルメタモンやザシアン+対面性能の高いマイナー禁伝の並びに投げた。

  • 対ザシオーガ⇒++oror

対面選出で押せるなら黒バド、ザシアン+ポリ2にはヌオー、相手のカイオーガを受け流したいときはラプラスを選出する。

  • 対ザシイベル⇒++or

サンザシは選出確定で全力介護。@1は大体それらを介護できるポケモンを選出する。大体ヌオーを出していた。

  • 対ザシ黒バド⇒++

サンダーで脳死初手ダイマ(←この構築の欠陥ポイント)。数的有利を取れたら大体勝てる。

相手の初手がゼクロムだろうと、サンダーで初手ダイマしてザシアンの電光石火と合わせて縛る。メタモンがいるときは黒バド、いないときはヌオーを投げていた。

  • 対ホウオウ⇒++@1

ザンダーガエンのボルチェン威嚇サイクルでいい感じに戦う、が、相手のホウオウを突破する手段がサンダーのダイマしかないため基本勝てない。なんとか数的有利を取ってサンダーでTODを狙う。

  • 対ゼルネアス⇒++@1

初手ゼルネアスに対して、ボルチェン→ザシアン引きでダイスチルゼルネアスもケアできる。もしくは、数的有利を取ってからヌオーでダイアースを打って自己再生連打でTOD

  • 対ジガルデ⇒+@2

数的有利を取ってからTOD

無理ぽよプリン

ホウオウ、最速エースバーン

改善すべきところ

  • ステロを撒きたかったが、地面枠はヌオーで埋まっていて、ラッキーも採用する予定がなかったため、ステロを撒けなかった。
  • 崩し枠がいないため、ホウオウ等が無理。相手のホウオウを突破する手段が基本ダイマサンダーしかない。
  • バドザシミラーが不安定。

結果

5月(S30):関西ポケサー連盟杯第1回シングル 1位(1637, 10-0)
7月(S32):関西ポケサー連盟杯第2回シングル 1位(1583, 10-4)
S30:剣盾シングルランクバトル 最高レート188x 最終レート1836(最終619位)
S31:剣盾シングルランクバトル 最高レート189x 最終4桁
S32:剣盾シングルランクバトル 最高レート190x 最終レート1869(最終365位)