美少女の掃き溜め

自己顕示欲の大暴走

【剣盾シングルS34 最終388位(1844) 最高1936】雨ザシアンは美しい

はじめに

こんにちは、むしゃおと申します。
今回は、私がS34で使用した構築を紹介します。
終結果はあんまりでしたが、興味のある人は見て行ってください。

レギュレーション

シリーズ13(禁伝幻何匹でもあり全解禁ルール・ダイマックスあり)

構築作成経緯

シーズン序盤は対面構築を使っていたがまったく安定して勝てなかったので、レジェンド・オブ・ラウンドで最終1位を獲得したサイクル構築の並びを参考に構築を組み始めた。
参考にした構築はこちら↓
shigumaaa.hatenablog.com
(無断転載のため問題あれば削除いたします)

ルギア・イベルタル・日食ネクロズマ・ムゲンダイナ・ザシアン・地面枠の並びでは、相手のグラードンや霊獣ランドロス等の地面枠・珠イベルタル・アタッカームゲンダイナなどがキツかったが、グラードンより遅いカイオーガを採用すればその問題を解決できそうだと考えたので、ムゲンダイナをHBカイオーガに変更した。

次に、ステルスロックを覚える地面枠を探した。
この環境ではステルスロックが強すぎるのは言うまでもないが、ステルスロックを撒くために数的不利を取ってしまうのは強くないと考えたため、数的不利を取らずにステルスロックを撒ける地面枠を探したところ、後攻クイックターンで対面操作ができるラグラージと襷スケイルショット地震で幅広い相手を対面処理できるガブリアスが候補に挙がった。
今回は、ザシアン・スカーフカイオーガ・ムゲンダイナ(・アストラルビットから入ってくる初手襷黒バドレックス)等に数的不利を取らないor逆に倒すことができる点や、素早さが速く対面駒にもなる点を評価して襷ガブリアスを採用した。

この並びでしばらく潜っていたが、相手のゼクロムや壁黒バド+ハーブジオコンゼルネアスの並びが非常に辛かったので、構築の中で腐り気味だったルギアをスカーフメタモンに変更した。

結果、ゴリゴリのサイクル構築から始まったにも関わらず最終的には対面寄りな構築が完成した()

採用順

構築のコンセプト

  • サイクル構築に対面的な要素も取り入れ、幅広い相手に対して柔軟に対応できるようにする。
  • 特定のポケモンを処理するルートをできるかぎり複数作り、選出択を減らす。
  • サイクルorステロを撒いて起点を作ってから後発ダイマックスを通す。

使用ポケモン

メタモン

性格:おくびょう 特性:かわりもの 持ち物:こだわりスカーフ
実数値(努力値):155(252) -*(-) -68 -* -69(4) -110(252+)
技構成:へんしん

最速HSぶっぱ

(・◡・)
サイクルをしていると相手のゼクロムや壁黒バド+ハーブジオコンゼルネアスが止まらなくなりがちだが、それらを誤魔化せる神ポケモン
元々この枠はルギアだったが、シーズン後半につれルギアの刺さりが悪くなり無限にゼクロムにしばかれたため変更したところ、うまく機能した。
このポケモンの性質上、どんな相手にも互角以上に戦えるのが素晴らしい。相手のザシアンの選出抑制にもなっていたと思う。

ガブリアス

性格:ようき 特性:さめはだ 持ち物:きあいのタスキ
実数値(努力値):183 -182(252) -115 -*(-) -106(4) -169(252+)
技構成:スケイルショット じしん ステルスロック つるぎのまい

最速ASぶっぱ
A:H252ザシアンを地震+鮫肌2回で確殺

数的不利を取りづらい地面ステロ枠。
地面ステロ枠として優秀な点は以下の点。

  • カイオーガ入りにも初手から投げることができる
  • ザシアン・スカーフカイオーガ・ムゲンダイナ等のあらゆる禁止伝説ポケモンと1:1交換以上を取ることができるため、とにかく初手に投げやすい
  • Sが速いため襷を潰されたりHPを削られたりしても何かしらの仕事ができる

特に、これまでの並びだと相手のムゲンダイナに全対応するためにはカイオーガとザシアンの2匹の選出を強制させられるが、ガブリアスを選出すれば1匹で済むのが大きかった。
相手の構築にもよるが、基本的にはステロを撒くことよりも数的有利をとることを優先して動いたほうが強い。
技構成はスケショ地震ステロは確定で、@1は初手ルギア等の耐久ポケモンで詰まないように剣の舞を採用した。

③ザシアン(けんのおう)

性格:いじっぱり 特性:ふとうのけん 持ち物:くちたけん
実数値(努力値):197(236) -234(180+) -136(4) -*(-) -137(12) -178(76)
技構成:じゃれつく きょじゅうざん インファイト でんこうせっか

HAベース
BD:対ダウンロード調整
S:準速125族抜き

ザシアン枠。
カイオーガと合わせるならHA巨獣石化1択。雨ザシアンは美しい。
本当はもっとSを削ってAに回したかったが、構築全体としてマーシャドーに滅茶苦茶強い並びではないためSをこれ以上削ることができなかった。
巨獣石化に加えて、この構築はあまりにもゼクロムを舐めているのでじゃれつくも確定。
@1の枠は元々剣の舞だったが、ディアルガナットレイへの打点となることを評価してインファイトに変更した。

ネクロズマたそがれのたてがみ

性格:わんぱく 特性:プリズムアーマー 持ち物:ゴツゴツメット
実数値(努力値):203(244) -178(4) -150(252+) -*(-) -130(4) -98(4)
技構成:メテオドライブ じしん コスモパワー つきのひかり

ほぼHBぶっぱ

ザシアン受け。
特に言うことはない。ザシアンを受ける他、この構築で重いゼクロムやゼルネアスも誤魔化して貰う。
メテドラつきぴかは確定で、ゼクロム剣舞ザシアンへの打点も考えると地震も欲しい。
@1は電磁波・竜の舞と変更を重ね、最終的に相手の有限ポケモンに対する詰め筋となるコスモパワーとした。一見不利な状況でも択を合わせれば物理特殊両方詰ませることができる。
相手のカイオーガイベルタルにビビってほとんど選出できなかったが、もう少し選出してあげても良かったのかなと思う。

カイオーガ

性格:ずぶとい 特性:あめふらし 持ち物:オボンのみ
実数値(努力値):207(252) -*(-) -156(252+) -170 -160 -111(4)
技構成:しおふき なみのり かみなり こごえるかぜ

HBぶっぱ余りS
HB:
意地っ張りA252ザシアンのA+1巨獣斬+じゃれつくを180/256(70.31%)で耐え、
 A+1じゃれつく2発をオボン込みで113/256(44.14%)で耐え、
意地っ張りA252グラードンのダイアース(断崖の剣)をオボン込みで232/256(90.63%)で2耐え、
 珠ダイアース(断崖の剣)を確定耐え、
 珠ダイサンダー(かみなりパンチ)を12/16(75%)で耐え
HD:
臆病C252カイオーガの雷2発をオボン込みで確定耐え、
控えめC252カイオーガの雷2発をオボン込みで166/256(64.84%)で耐え
S:
麻痺した最速ザシアン抜き、
大体のグラードンの下を取っていそうなライン

ポケモン
HB特化かつSを極限まで落とすことで、対グラードン性能が異様に高くなっている。
元々使っていた別の対面構築ではHBゴツメカイオーガとして使っていたが、この構築では日ネクにゴツメを奪われたため泣く泣くオボンの実を持たせた。
その結果、ザシアンとそれをコピーしたメタモンには安定しなくなったが、スカーフカイオーガに勝てるようになり、HDザシアンを対面処理できなくなる以外、命中不安の根源の波動を採用する必要がほぼなくなった。

また、このカイオーガは以下のような偉い行動ができる。

  • 対ザシアン→HD以外なら、波乗り2発でダイマを切らずに対面突破可能。
  • カイオーガ→スカーフならオボン込みで相手の雷を2耐えしてこちらの雷2発で倒せる、他の型に対しては削りを入れることができる。
  • イベルタル→雨下ザシアン引きでほぼ全対応、
  • 対ムゲンダイナ→雨下ザシアン引きでほぼ全対応。
  • グラードン→下から雨を降らせて潮吹きが安定。グラードンに攻撃されてもダイマされても、こちらはダイマを切らずにグラードンの攻撃を耐えて雨波乗り連打+裏のザシアンの巨獣斬で大体倒せる。
  • 対襷ステロ自爆霊獣ランドロス→こごかぜ潮吹きで2ターンキル。

裏のザシアンと合わせることで初手性能が非常に高くクッション性能もあるため、幅広い相手を誤魔化すことができる。

イベルタル

性格:ひかえめ 特性:ダークオーラ 持ち物:いのちのたま
実数値(努力値):229(220) -135(-) -125(76) -176(68+) -126(60) -130(84)
技構成:あくのはどう デスウイング ふいうち はねやすめ

H:10n-1
HB:陽気A252マーシャドーインファイトを2耐え
HD:臆病C252黒バドレックスのアストラルビット+ダイフェアリー(ドレインキッス)を確定耐え
C:余り
S+0:準速77族抜き⇒最速65族/準速76族抜き
S+1:最速125族/準速142族抜き

強かったポケモン。調整は原案の記事そのまま。
このルールが始まってすぐに「珠イベルタルは雨ザシアンで止まるから弱い」理論を提唱したり今季は珠イベルタルを使わない宣言をしたりしていたが、使い方次第だった。
ザシアンとゼルネアス以外のほぼ全てのポケモンに通るうえ、相手のザシアンに対しては日食ネクロズマという引き先も居るため選出順が縛られることもなく、選出のしどころや展開を間違えなければ強かった。
耐久振り+羽休めを採用することで、黒バドに対して安定して後投げができたり、ダイマックスしたあとの詰めに使えたりと便利だった。
1ジェットしても黒バドを抜けないことや対面選出をしたときにHPミリのザシアンやゼクロムなどを縛れることを考えると不意打ちは非常に役立ったので、技構成はこれで完結していたと感じた。

基本選出と立ち回り

相手の構築を見ながら良い感じに選出する。以下に3つだけ強い選出をまとめておく。

  • 初手++

雨ザシアン最強伝説。初手地面はそのまま処理、初手スカーフカイオーガは雷2発で処理、イベルタルやムゲンダイナにはザシアンバックで処理など、相手を適宜対処して数的有利を取ってからイベルタルの後発ダイマックスを通す。

  • +@2

ガブでステロを撒いて後発のポケモンで破壊するのが理想だが、基本ステロよりも数的有利優先で動いた方が強い。
初手ガブリアス裏目カバルドンラグラージなどのステロ欠伸と対面することとカイオーガディアルガのダイアイスで1ターンキルされること。(それをケアできるように元々の構築にはルギアが居たが、最終日には居なかったため大変なことになった。)

このカイオーガはほとんどのグラードンより遅く下から雨を降らせることができるため、初手グラードンは基本的に初手カイオーガ+ザシアンで投げて雨下初手潮吹きからの波乗り連打+巨獣斬で全対応できる。
具体的には、
・腕白HD電気玉投げつけるグラードン→潮吹きで確定1発。断崖の剣から入られても有利乱数1発。
ダイマHAチョッキグラードン→ダイアース(断崖の剣)をオボン込みで約90%で2耐えして雨下のD+1潮吹き+D+2波乗り+巨獣斬で確定落ち
(・ダイマHA珠グラードン→珠ダイアース(断崖の剣)を確定耐えor珠ダイサンダー(雷パンチ)を約75%で耐えて、雨下のD+1波乗り+珠ダメ+巨獣斬で確定落ち)
ダイマHAイバングラードン→ダイアース(断崖の剣)をオボン込みで約90%で2耐えしてカイオーガでイバンを吐かせながら雨下のD+1潮吹き+D+2波乗り+巨獣斬で確定落ち

結果

TN DIO 最高R1936 最終R1844(388位) 140 - 114

感想

剣盾ではラストチャンスになるだろうということでレート2000を目指して全力で潜りましたが叶いませんでした。
このシーズンでは初めて"最終日に2桁順位を見る"ことができましたが、ザシアンミラーを下から巨獣斬急所で破壊されて負けてから負けが続き、悪い流れを断ち切ることができませんでした。
まあ流れが云々言ってますが、負けは負けなのでしゃーないです。僕が勝てなかったのが悪い。
これからリアルも段々やることが増えてきますが、少なくともレート2000を達成するまではポケモンをやめる気はないので、生活に支障をきたさない程度に精進したいです。
それではS34お疲れさまでした。
Twitter等で反応くださった方々や応援してくださった方々、そして対戦してくださった方々、ありがとうございました。