構築の組み方に関して気付きがあったのでメモ
要するに、構築のタイプによって適した構築の組み方があるのではないかというお話。
最近はありがたいことに構築の組み方を説明してくれている動画や記事がいくつもあるが、それらを見ていると、構築の組み方には主に2種類あるなと感じた。
1つ目は、軸となるポケモン(1~2匹)を決める→基本選出(軸を含めた3~4匹の並び)を決める→補完枠を決めるみたいな方法(以降①)、
2つ目は、襷枠・チョッキ枠・崩し枠・クッションなどのそれぞれの役割にポケモンを当てはめていく方法(以降②)である。
①と②の違いは、①ではポケモン→戦術の順に構築を組んでいるのに対して、②では戦術→ポケモンの順に構築を組んでいる点であろう。
①の場合はポケモンが始点なので、どんなポケモンからも構築を組み始められる。
また、ポケモンから戦術の構想を膨らませてそれを形にするには発想力と修正力が必要なので構築を完成させることは決して簡単ではないが、本当に強い構築を完成させたときは凄まじい強さを発揮する。
②の場合は戦術が始点なので、ある程度完成されたテンプレートもしくは自身の使うのが得意な構築のテンプレートが存在していれば、その型にポケモンを当てはめていくだけで構築を組むことができる。
戦術の強さが構築の強さに直接反映されるので戦術の選択には気を遣わなければならないが、そこを間違えなければ比較的簡単に一定以上のクオリティの構築を組むことができるのがこの組み方の優れた点である。
ところで、最近気付いたことだが、構築にも主に2種類ある。
それは構築のパワーが基本選出の数匹に集中しているもの(以降1⃣)と構築の6匹全体に分散しているもの(以降2⃣)である。
1⃣には明確に基本選出が存在し、構築の強さは基本選出の強さに依存する。
この基本選出ではより明確な動きを想定して練られることが多く、予め動きを決めておけば考えることが少ない。
2⃣はそれぞれのポケモンの役割の重要性がほぼ等しいため、1⃣ほど明確な選出は存在しないことが多い。
そのため、プレイヤーのアドリブのプレイング力(勝ち筋の見出し方、選出力など)が求められることが多い。
また、構築の強さは個々のポケモンの性能だけではなくポケモンの組み合わせにも依存する。
(一般的に対面構築や受けループがこれに該当する)
最後に、構築の組み方①②と構築1⃣2⃣の関連について考える。
1. 構築の組み方①(軸のポケモン→戦術)で、構築1⃣(パワーが軸に集中)を組む場合
"パワーの高い1,2匹のポケモンを絡めたパワーの高い軸を考えるor→戦術を考える"という流れができている。
→ 非常に噛み合っている。
2. 構築の組み方①(軸のポケモン→戦術)で、構築2⃣(パワーが全体に分散)を組む場合
特定の1,2匹から6匹のバランスを常に意識しながら構築を組まなければならない。
→ 軸から構築の全体像をイメージできないと非常に構築を組むのが難しい。
3. 構築の組み方②(戦術→ポケモン)で、構築1⃣(パワーが軸に集中)を組む場合
パワーが軸に集中している戦術の構築のテンプレートを選択してからポケモンを埋めればよい。
→ 比較的簡単に構築を組むことができる。
4. 構築の組み方②(戦術→ポケモン)で、構築2⃣(パワーが全体に分散)を組む場合
パワーが全体に分散している戦術の構築のテンプレートを選択してからポケモンを埋めればよい。
→ 比較的簡単に構築を組むことができる。